レガシーバーンノススメその2

つづき
その1
http://cheater.diarynote.jp/201107262255203662/


前のエントリに書いた通り、バーンは値段という敷居の低さ、
レガシーを知らなくても使えるかんたんさ、
ある程度の勝率を残せるという点から、
レガシーを始める人にすすめるにはとてもいいデッキだと思います。
ただ、あくまでこれから始める人に
「レガシーの楽しさを知ってもらう」という点においてだけおすすめできるのであって、
｢大会で上位に残りたい｣｢レガシーにどっぷり浸かりたい｣
といった人達には「勝ちきれない」「おもしろくない」といった点から、
一転して非常におすすめしづらいデッキになってしまいます。

・勝ちきれない？
初めての大会で4-0はできましたが、あれはただの運です。ビギナーズラックです。
あの後の平日レガシー5回中4回1-2でした。3月のBCLなんて1-4でした。
断言します。レガシーにおいて赤単バーンは「勝ちきれない」デッキです。
バーンが相手の妨害なしでライフを20点削るのに必要な平均は4Tくらい。(最速は3T)
ライフを20点削るのに4Tかかります。相手の妨害がなくても4Tかかります。
ANTやウーズリアニ、Hivemindにベルチャー。
1Tキルの可能なコンボデッキと対峙する場合、妨害なしで4Tというのは遅すぎます。
ANT4:6、Hivemind3.5:6.5、ウーズ3:7、ベルチャー2:8くらいの相性だと思ってます。
完全に自分の主観なんでもっと相性悪いと思ってもらったほうがいいかもしれません。
あと上記には挙げていませんが、リアニ相手だとマジで0.5:9.5くらいです。
納墓→再活性イオナ指定で2キル安定です。マナ加速で1キル余裕でした。
5回戦以上を戦い、尚且つSEのある、ある程度以上の規模の大会において、
コンボに当たらないということはまずありえません。
｢どうしようもない｣デッキがメタ上に複数ある時点でバーンは｢勝ちきれない｣デッキなのです。

・おもしろくない？
バーンは2枚の土地と1マナ3点火力を数枚、
あとは火炎破を1枚引けば3Tでゲームに勝ちます。
相手が1T詰まるとそれだけで勝ちます。
こっちが3T土地1枚で詰まっても4T目に土地を引けば勝ちます。
｢バーンは音ゲー｣と言った友達がいます。
｢バーンは引いたカードをタイミングよく投げるだけ｣
確かにそれだけなんです。
同じことの繰り返しですし、フリーやってもおもしろくないですよね。
相手にとっても練習にならないうえに理不尽に焼かれるだけですし。
でも大会でマジックする回数よりフリーやる回数の方が絶対多いですよね。
ついでに言うとフリーてほとんどメイン戦ですよね。
赤対策って大抵サイドですよね。
｢どうせバーンだろ｣この一言につきます。

ではなぜ自分はバーンを使い続けているのか。
｢これしかデッキがない｣｢他のデッキを組む資産がない｣
これはあります。でもそれだけなら人にデッキ借りて出れば済む話です。
自分がバーンを使い続けている理由、それは｢おもしろい｣からです。



つづきます